日記

2.5日の親孝行

23歳になってすぐ、私は実家を出て京都へ引っ越した。忘れもしない閏年の2月29日、もうすぐそこまで春がきているというのに、その日は雪がしんしんと降る夜。23年間住んだ家の荷物を、キャリーケース1つと30リットルのバックパックに収まる量にまで減らし、雪の中地元の駅まで1人で歩いた。反対され続けた一人暮らしで、もちろん見送りはなし。妹からもらったキャリーケースは新宿でタイヤが壊れて、半べそかきながら夜行バスに乗り込み、泥のように眠った。起きたら、京都での生活が始まる。夢とか、希望とか、憧れは一切はなくて、「とにかく必死の思いで京都へ逃げてきた」。そんな言い方が私の“上京”にはぴったりだった。

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2017年と29歳

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こんばんは、岡安です。(@itsumiokayasu

ブログも、原稿を書くのに使っているEvernoteも下書きだらけで、年を納めるという感覚がありません。こんな大晦日初めてかもしれない。

大晦日、誕生日です。29歳になりました。今日ふと、大晦日が誕生日ということは1年の区切りが暦と同じ、それって楽でいいなと思っていました。この時期になるとまるっとその歳と年を総括するのは、小さい頃からの習慣です。というわけで今年を振り返りたいと思います。

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旅も目的

こんにちは、岡安です。(@itsumiokayasu

突然ですが私は4人兄弟の3番目です。兄が2人と、妹が1人います。そんな家庭で育ったこともあり、旅行が自分にはなじみがありません。(数少ない旅行は、幼少期のものでもかなり鮮明に覚えているほどです)どこで騒ぎ出すかわからない子供を4人も連れてどこかに行くなんて、難しいですよねそりゃ。大人になってやっと自分の家が遠出いない理由がよく分かった気がします。

その反動、でもないのですが、30を目の前にしてぴょいっといろんなところに行くようになりました。振り返ると今年に入ってからコンスタントに旅行に出ているなあと。年明けの台湾、3月には久々のオースティン、5月には香川~瀬戸内の島を駆け巡り、その後6月には琵琶湖の島もめぐりました。(仕事でなんですけど、やっぱそういう仕事最高ですね)

夏は苗場に始まり、能登沿線の山のてっぺんでの撮影が続き、

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そこから三田で自然の空気と音楽にたっぷりと触れて、

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翌日は妙見山へ乗り込み、(▼おしの先生と取材で、おしの先生を隠し撮りしたもの)

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気が付けば香港行きの飛行機に飛び乗って4日間を過ごす。

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1人になると考えることも増えるので、いつもより頭を使った香港滞在からふらふらと帰ってきたかと思えば、サンダーバードに飛び乗って金沢へ。見たことのない金沢の景色に感化されつつ、

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その翌週はフリーとは思えないメンツが集まる伊丹のフェスに行ったりしていました。

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こんな仕事している人たくさんいるかと思いますが、歳をとるにつれて家が好きになってきている私にとっては、先週末までの旅は目まぐるしいものでした。頭の中での処理が追いつかないほど日々に追われていたので、インスタやブログの更新がまちまちになっていました。やっとブログ書けるくらいの余裕が出てきたので、日記を書いています。しばらくは京都でぼんやりしたいな、なんて思う。バランスって大事ですよね。おかげで風邪を引きました。

特に8月末からの怒涛の週末旅の影響で、毎日加圧靴下履いて寝ても筋肉痛が治らない、すごい肩凝りになるなど弊害も出始めております。身体のメンテナンスについて、考えなければならない歳になったなあと思います。

旅について、思いをめぐらせたのはこの記事がきっかけです。

ontrip.jal.co.jp

旅自体が目的になることはない、ってこの記事を読んで気が付きました。

目的のない旅はやはり物足りなさを感じるし、旅をしているのに何が足りないのだろう?と思っていた時期もあったので、すごく腑に落ちた内容でした。この夏の旅も、香港を除けばすべて行く先々に仕事があって、それが仕事になっていたわけで。

マイルが貯まっていて、来月1500マイル失効するという連絡がきたので、またどこかに行ってこようかと思っています。下調べをしすぎず、自分の嗅覚に頼る旅を、久々にしようかと思います。

その前に香港日記書かなければ。

「写真忙しそうだよね、カメラマンとして独立しないの?」に対する私の答え。

こんにちは、岡安です。(@itsumiokayasu

気が付いたら9月が終わっていて、驚きが隠せないです。今年もあと2ヶ月…もうすぐで29歳になるとか、冬が近づいているとか。季節の変わり目は妙な焦燥感がありますね。

自分の記事に着手できてなさすぎるので、ここにまとめますが8月~9月は撮影でバタバタしっぱなしでした。また、おかげさまで年内の週末は撮影の予定埋まりそうです。(11月は少し空いてます)(平日は動けます!)写真展やったり、本を作ったりしたいのでスケジュールを調整しないとな…と思うのですが、自分のことが常に後回しになっている状況。そこらへんを年末までに調整したいなと思っています。

さて、先週末はアー写を撮ったAmia Calvaのレコ発がありました。いろいろと縁があってアー写を撮影させてもらった3バンドが集まった日。

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京都を中心とした西日本界隈で音楽と関わり続けるためにはどうしたら良いのか、私は今その方法を探っている過程にあります。

私の好きなバンド界隈を追いかけているカメラマンが不思議といなかったのでいろんなバンドを撮影できているのですが、心底ラッキーでタイミングがよかったなと最近よく思います。先輩カメラマンに、ちょうど空いてた席にすっと座れたよね、と言われてそれがすごく腑に落ちている感じです。あーほんと今京都いてよかった。

よく「写真忙しそうだよね、カメラマンとして独立しないの?」と聞かれるのですが、私が撮りたいのは、私がかっこいいと思うミュージシャンやパフォーマー、アーティスト、あとは私が面白そうと思うもののみなわけで。今のところ商業カメラマンは向いていないかな…と思ってます。自分が撮りたいもの、したいことは平日夜と、土日があれば今のところ事足りているので独立するという選択肢は今のところない感じです。

カメラマンであるためには、カメラを揃えることはもちろん、周辺機器を揃えるのもお金がかかります。そのへんを考えたら独立なんて、到底無理だと思うわけです。(経理の経験があるので、そこらへん余計に)

ヨッピーさんの記事とか読んで、そんな考え方に自信持つようになりました。もし独立するなら今の年収くらい稼げるようになってからでも全然遅くないとはおもってます。

https://www.buzzfeed.com/jp/narumi/yoppy-tsuribori?utm_term=.ihZM3pmLR#.dyadNpWqn

このまま自分のかっこいいや、面白いを貫いて、それが仕事になったら嬉しい。それが私の目指すところです。そういうお誘いをいただいたら俊敏に対応しますので、お声かけしてもらえたら嬉しいです。

Amia Calvaの企画から、だいぶ話が離れましたが…ようは私が撮ったこの3バンドはかっこよかったということです。私がアー写を担当しているバンドは良いバンドばかりなので、ぜひチェックして欲しいです。

この日の写真も撮ったので、またどこかでアップしたいと思っています。

明日は金沢。先月も行って、今月も!楽しみです。

それでは!

instagramでほぼ毎日これまでに撮影してきたライブ写真をアップしています。ぜひご覧ください!

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kyoto-antenna.com

2016年と28歳

今年もたくさんの方にお世話になりました!

自分自身も、アンテナも飛躍……というか、飛躍に向けて助走をつけられた年になったと思います。今年自分で担当して印象的だった記事や取材をざっと振り返りたいと思います。

マドナシさんのインタビュー

http://kyoto-antenna.com/column/interview_madonasi/

京都には音楽を年老いても続けること、そこに到達するためにはどうしたらよいのかを、日々模索しているバンドマンがわずかですがいます。自分が好きだから続けること、体力も忍耐力も必要で簡単なことではないのですが、それをできるバンドマンが私はとても好きで。

その際たる例がマドナシさん。そんなマドナシさんと一緒に何かができることがどれだけ幸運なことか、を噛み締めた1年でした。来年も、その先もずっとキツネの嫁入りを撮っていけたらよいなと思っています。

しかしこの発想って、京都や地方都市だから成り立つ思考なのかな?と思うようになりました。もう少しいろんな地方で精力的に活動するバンドマンに取材したいなとも思ったので、来年はそれをできればいいなと思っています。

 

この取材のきっかけとなったスキマアワー@精華大学アゴラホールの写真は以下より見れます!

キツネの嫁入り

https://www.facebook.com/pg/sukimahour/photos/?tab=album&album_id=1691361241084584

トクマルシューゴ

https://www.facebook.com/pg/sukimahour/photos/?tab=album&album_id=1693179477569427

 

今年もキツネの嫁入り企画でたくさん撮影させてもらいました。

https://www.facebook.com/pg/kitune.kyoto/photos/?tab=album&album_id=1163993167028107

https://www.facebook.com/pg/kitune.kyoto/photos/?tab=album&album_id=1251766068250816

上記2本では特に反響をいただきました。私自身も気に入っている写真が多い2本です。

 

SKIP SKIP BEN BENの東アジアツアー@小豆島

http://kyoto-antenna.com/column/ichiko-aoba_skip-skip-ben-ben-east-asia-tour/

5月に台湾に遊びに行って、8月にバンバンが日本にやってきて。なんなら地元の友達よりも確実に会っているだろうと思われるSKIP SKIP BEN BEN。彼女が青葉市子と回った東アジアツアーの京都と小豆島で行われたライブを撮影しました。

小豆島のライブで、小学6年生の女の子と仲良くなり、その子のお母さんと3人で文通をしています。その女の子は京都が大好きで、京都の大学に進学したいと思っているそう。11月には1人で京都に遊びにきてくれました。来年は私がその子のおうちに遊びに行く予定です。まさか小豆島でそんな縁ができるとは思ってもみなかったので、今でも不思議で仕方ないです。でもこれから長い付き合いになるのではないかと思っているので、もっと仲良くなれればいいなと思っています。飯間家のみなさんこれからもよろしくお願いします!

バンバンがすごく綺麗になっていて驚いた撮影でした。

早くバンバンに会いたい。

京都公演

http://itsumiokayasu.com/portfolio/skip-skip-ben-ben-160824/

島フェス

http://itsumiokayasu.com/portfolio/skip-skip-ben-ben-160827/

 

SIRMO STAD

http://kyoto-antenna.com/column/160904_tokeijikake/

http://itsumiokayasu.com/portfolio/sirmo-stad_160904/

アベフミヒコ率いるSIRMO STAD。ベースにex.ピアノガールの長友さんを加え新体制になった彼らですが、驚くほどにかっこよくなっていたので今年の事件としてあげておきたい事柄です。今のSIRMO STAD見た事ない人は急いで見るべし。

年内の写真…早めにあげます…

 

ボロフェスタ関連

事前取材

http://kyoto-antenna.com/column/special/boro15th-mahko/

当日レポ関連

http://kyoto-antenna.com/column/live_report/boro2016-matome/

今年は15周年ということで、事前の取材から頑張ってみました。濃厚な事前取材、全部に参加させてもらい貴重な話をたくさん聞けました。京都の人からしたら、今更振り返ることなんて、と思うかもしれないけど、私にとってはとても新鮮なことばかり。念願だったnanoのオーナーまあこさんの取材では泣きそうになりました。

そして当日。今年はカメラだけだったので、とても気が楽でした…!ボロフェスタ前にアンテナに参加することになったライター陣の頑張りによって今年はなかなか良い取材ができたと思っています。

全てが終わって帰ろうとしていたときにゆーきゃんさんに出くわして「来年もよろしく」と言われたのがすごく嬉しかった。やっとボロフェスタに近づけた気がしました。

 

LOSTAGE presents 生活2016

http://kyoto-antenna.com/column/161022_seikatsu2016-day1/

http://kyoto-antenna.com/column/161022_seikatsu2016-day2/

今年1番のターニングポイント、生活2016。

ここからまたたくさんの事が動き出しました。

細かい説明はしないので、とにかく記事を見てもらいたいです。

 

bed ワンマンライブ

http://kyoto-antenna.com/column/161127_bed_onemanlive/

山口さんにはアンテナで昔からお世話になっていて。昔、フルーペーパーの2号が出た時に取材で聞いた「bedを続けていく話」をライブハウスで働いていたときに若いバンドマンにしたりしていて。京都にきて『こんな考え方のバンドがいるのか』ということを教えてくれたのはbedだったので、こういった大事なポイントで関わらせてもらえて本当に嬉しかったです。

私の写真というよりも、かずーのレポがとても良いのでとにかくいろんな人に読んでほしいです。

 

エンゲルスガール

http://kyoto-antenna.com/spot/engels_girl/

エンゲルスガールは五条にある中古レコード屋。自らの商売を「公開道楽」と言い切る店長の下司さん。もう、こんな人見たことも聞いたこともない!(笑)自分のお店のバイトに、バイト代を払うために彼はバイトへ出かける…。意味がわからない!(笑)でもその意味のわからなさには筋が通っていて、なんだか納得できてしまう。要するに私はエンゲルスガールが大好きってことです。

彼の適当さと、音楽への愛情に取材で触れることができて本当に良かった。ディープ京都を味わいたい人には是非おすすめしたいお店です。

 

Live House nano

http://kyoto-antenna.com/spot/livehouse_nano/

今年最後の更新にして、ぶっちぎりのPV数を稼いだnanoの記事。全国各地の人々にnanoが愛される理由を凝縮できたと思います。これも多くは語りません、読んでください!!

 

まとめ

という感じで、挙げだしたらきりがなさそうなのでこの辺にしておきますが…今年もたくさんの現場で、たくさんの人と出会う事が出来ました。

来年の目標を1つ決めたので、そこに向けて突き進むことと、

来年はアンテナを今年以上に加速させます。最近デザイナーとライターとイラストレーターが仲間に増えました。3人とも即戦力になってくれること間違いなしなので期待しています。

今日から28歳、たぶんやりたいことは大体できるはずなので、頑張りたいと思います。

今年はありがとうございました!来年もどうぞよろしくお願いいたします!!!