氷点下の地で自分と向き合い、次の一年を整える養生リトリート – HOTEL KUMOI滞在記(前編)

氷点下の地で自分と向き合い、次の一年を整える養生リトリート – HOTEL KUMOI滞在記(前編)

2021年1月26日

北海道は旭川から約60km。秘境と呼ばれる層雲峡にあるHOTEL KUMOIに来ています。

今朝はマイナス13度。ダウンに帽子に、レンズの曇り防止の機材に……と万全の対策の元にやってきましたが寒いのなんの。吸い込む空気の冷たさは最高に気持ちがよく、この土地にいるだけで浄化される気分です。

今回はリブランディング中のHOTEL KUMOIにてモニター試泊をしています。詳細は下記記事で。

この秋、私たちは北海道にあるHOTEL KUMOIのコンセプトをリニューアルするためのトライアルを実施しました。4泊5日の長期滞在のみ、滞在中には食事やアクティ…
note.com

こんな体験、早々できないぞ……と宿泊一日目からひしひしと感じているので、実際にどんな宿泊だったのかを記録しておこうと思います。

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関西から層雲峡までのルート

関西国際空港→新千歳空港(Peach)

寝て起きた時にはこの風景が広がってました。iPhone12の画質優秀

ピーチのセールで片道4,900円のチケットを取りました。関空からは1時間半です。遠出となると京都〜東京間の新幹線の時間(2時間半)と比較をするので、結構早く着いたな、という感覚です。

新千歳→札幌→旭川(JR利用)

前乗りをしていたので、ひとまず旭川まで向かいました。バスがすこぶる苦手なので、JRでの移動です。

新千歳〜札幌間は快速エアポートで40分1,680円、札幌〜旭川間は特急カムイに乗って1時間25分5,500円(往復)でした。

札幌〜旭川間の特急カムイ(もしくはライラック)の値段設定を知らず「車内で買えばいいや〜」とのんびりしていましたが「片道4,690円、往復割引ですと5,500円ですがお帰りは何日ですか?」と車掌さんに聞かれて少し焦りました。5日後の戻りを伝えて、無事往復割で購入。駅とかで片道切符を馬鹿正直に買ってた可能性もあると思うとひやひやしました。

参考:https://kakuyasu.tabiris.com/kamui.html

旭川→層雲峡(道北バス)

旭川駅前ローターリーから出ている道北バスに乗り、層雲峡へ。約2時間2,140円。観光バスのような大きなバスも往来していたのでそういうものを想像していたら、普通の路線バスでした。

支払いは降車時。乗った時にICカードをピッとしておけば、ICカードでの支払いも可能です。知らずに現金払いしました。

参考:https://www.dohokubus.com/files/kamikawa_souun.pdf

HOTEL KUMOIに到着

KUMOIは大雪山国立公園 層雲峡温泉街にある宿です。時期が時期なので、人が本当にいません。到着時点でマイナス11度。あまり風が吹いていなかったことはラッキーでした。旭川に比べて肺に入る空気の冷たさが段違いで「遠くまできたもんだ……」とその瞬間になってようやく思えたほどです。

到着後は施設と滞在についての案内、漢方医の問診などをしました。

漢方事前問診(オンラインMTG)の元に処方が決まったものを、毎食煮出してもらって摂取します。到着したらオンラインで話をした漢方医の方と対面での問診があり、現状の体調や気になることなどをヒアリングしてくれました。東洋医学って少しかじっていても理解しきれていない部分も多かったので、ここまで手厚くサポートしてもらえるのはすごく心強いなと感じました。

「苦くて飲みにくかったら、はちみつを入れて飲みやすくすることもできるのでおっしゃってくださいね」とスタッフの方の優しい声かけも印象的。KUMOIのスタッフさんはフレンドリーで親切で心地がよいです。

食事

旅行前に漢方についてと、体調についての2種類のアンケートに回答していました。体調のアンケートから6種類の属性に振り分けられ、体調に適した食事が毎回出てきます。

私は『血瘀』タイプ。目の下のクマや、乾燥が気になることを伝えてこの結果になりました。

体質のタイプについてはこの辺の記事が参考になるかと。

多くの漢方薬は、その人の体質や症状に合ったものでないと、十分に効果を発揮することができません。その体質を見極めるためには、こちらで説明する漢方特有の”ものさし”…
www.tsumura.co.jp

この2日の食事もざっと振り替えっていきます。

2021年1月25日(月)

夕食

処方してもらった漢方を煮出したものを、食前に出してもらいます。京都の整体の先生に「漢方は苦くて飲みにくいものもあるから、合うといいね〜」と脅されていましたが、何も追加せず飲める味でした。

私が処方してもらったのは『六君子湯』(りっくんしとう)という漢方。食事は『血瘀』タイプでしたが、この漢方は『気虚』タイプ向け。「あれ、食事とタイプ違うのか」と思って、漢方医の先生の聞いたところ、私の現在の症状として、もちろん『血瘀』タイプも合致するものの、それ以前に血を作るための消化器官を整えることが重要と判断しての処方のようです。直近で唇の荒れ、肌の乾燥が気になっていたことや、舌に歯型のような溝がくっきりついていることから消化器官の強化を優先すべきだとのこと。後味が薬っぽいですが、飲み口はそこまできつい味ではないので、毎食そのまま飲んでいます。

前菜とお刺身はどのタイプの人も共通でした。

菜の花のお浸し生ハム巻き、人参と栗のカステラ、里芋の庵
ホタテとサーモンのお造り(どちらも濃厚な味で本当に美味しかった…)

メインはタイプ別で変わります。手前が『血瘀』タイプの私に出してもらったすき焼き鍋、奥は『水滞』タイプの人に出ていた参鶏湯鍋。

ご飯は、白米or酵素玄米から選べて、私は酵素玄米を選びました。

漢方医の先生からも、普段の外食の多い食生活の話をしたら「雑穀米か玄米にしてごはんから栄養を摂るというのも、よいかもしれない」と言われたこともあり、まずはKUMOIで実践。帰ったら雑穀米買おう。

養生生活、と聞いて不摂生なものは食べたり飲んだりできないのか……と心配していましたが、ビールにもありつけました。青いビール。

デザートに杏仁豆腐も出ていましたが、写真撮り忘れていた……。

1月26日(火)

朝食

一人暮らしを始めてからというものの、すっかり朝ごはんを食べなくなりました。最近はもっぱら朝食はコーヒー1杯飲み。さらには毎日9時30分と遅めに起床しているのですが、KUMOIでの朝食は朝8時からの1時間のみ。

スケジュールをもらってすぐに8時起きの現実にうっ……となりましたが、この機会に「早起き」「朝食食べる習慣をつける」という目標を立ててこの1週間は実践することに決めました。(なので昨夜も23時には就寝)

早寝早起きの習慣をつけたいと頭の片隅で思い続けながらも、家にいるとだらだらと夜更かしする日々だったので強制的に行動をリセットできるという意味でも、今回のリトリートは意味のある滞在になるなあと思います。無事8時に起きれて朝食にありつけました。

メニュー表もわかりやすい。これ置いてあるだけでテンション上がります。

今朝は漢方とハーブティーも出てきました。ハーブティーの内容も、一人ひとり違うみたいです。ポットの下にはろうそくが置いてあって、常時熱々のお茶が飲めます。これは家に欲しいアイテム。

朝は消化のよいおかゆコンディメント。鶏肉のおかゆに、カクテキ、紫蘇、鮭フレーク、ザーサイ、黒糖くるみ、しょうが、ネギの付け合わせです。カクテキやザーサイが妙に食べたくなる時が定期的にくるので、血瘀の現象なのだなあと、これまでの自分の体調についても振り返ったりしていました。

昼食

日中、ラウンジで仕事をしていたらほのかにカレーの匂いが……!ということで昼はカレーでした。

私はほうれん草と鶏肉のカレー、『水滞』タイプの同行者はシーフードのトマトカレーでした。朝食べ終わった時には満腹だったのに、瞬時にたいらげてしまう美味しさでした。

その他

食事以外のアクティビティは水曜日から、今日から足湯・整体・鍼灸・よもぎ蒸し・薬草湯が受けられるトリートメントは今日から始まりましたが、感想はまた次のブログにて。

終日予定がなく、晴れ予報が今日だけだったので周辺をじっくり散歩してきました。日中のマイナス7度はもはや寒くないと思える次元の空間です。帰ったらさぞ暖かく感じるのだろうな。

ホテルのエントランス
雪がきらきらしていてきれい
奈良の鹿より野性味ある鹿たち

前半まとめ

今回のこの試泊は「次の一年を整える」がコンセプトで、自分の身体の現状を見直すことが大きな枠組みになっています。身体はもちろんなのですが、これまでの生活習慣を振り返る機会になっています。

部屋にwi-fiが飛んでおらず、wi-fiを拾えるラウンジも23時までしか利用できないんですよね。これまで無限に続けていた仕事も、タイムスケジュールを見直さないと進行できない。だらだら夜更かししながら仕事していた日常が嘘のように早く眠くなります。あとはコーヒーや甘いものが欲しいと思っても、外出するには重装備で気合いを入れないといけないので、この機会にカフェイン抜きやってみようと思っています。すごく眠い。

これまでやりたくてもできなかったリセットが、ここでならできそうな予感がしています。改めて来てよかったなあとしみじみ思います。残り3泊、楽しみます!