こんにちは、岡安です。(@itsumiokayasu)
アンテナを始めてから音楽界隈以外の人たちともたくさん出会うようになりました。その1つがコンテンポラリーダンス。
ちょうど一年前、お誘いいただいて見に行ったMonochrome Circusの公演は私の中で衝撃的な出来事として今でも記憶に刻まれています。
京都はコンテンポラリーダンスが盛んな土地。友達の友達がコンテンポラリーダンスやってるなんてことも結構あります。(私だけ?)でも実際に見たのは一年前が初めて。頭をカチ割られたような気分でした。
岡安踊る
ひと月ほど前、アンサンブルプレイに参加されていたダンサーの板倉さんにお誘いいただき、コンテンポラリーダンスのレッスンを受けてきました。だいぶ前からお誘いいただいていたのですが、やっと!参加できました。
奥の方で体育座りしてレッスンを眺めている岡安と、
ぎこちない動きが静止画からも伝わる岡安の写真がこちら(膝が曲がって不格好……)
学生の頃って、よくわからず踊ってたと思うんです。体育祭、文化祭、流行りのMVの真似等々。見様見真似のダンスは、当たり前だけど人に見せるものとは全く違ったのだな、と。
ダンスは身体の構造や重みを意識し、見えないものをイメージすることなんだ、ということが体験を通してわかったことです。
このレッスンは初心者・初体験の人でも参加できるもの。行くまでは本当に不安で仕方なかったのですが、講師の野村香子さんの細やかな気遣いに救われながらレッスンを受けることができました。
印象的だったのはレッスン冒頭のストレッチの一幕。
「肺のクッションに、心臓が乗っているイメージをしてください」という言葉。
これ、今寝っ転がれる環境にいる方はすぐにでもやってみてください。
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どうでしょう。心臓を手に取れるような感覚になりませんか?(私だけ?)
これがすごーく気持ちよくて。もうこの瞬間から今日来て良かったとなったのはいうまでもありません。
身体を動かす手段としてのコンテンポラリーダンス
普段仕事に追われ、まともな運動ができていなかったこの頃。何をやっても効率が上がらず、ストレスのたまる日々を送っていました。作業のひとつひとつを見直して改善を試みても、なんだかうまくいかない。何が原因なのか、自分でも突き止められないまま時間に流されるように生活をしていました。
その合間にお誘いをいただいて、やってきたこのレッスン。普段はしない身体を意識すること、見えないものをイメージすること、そして身体を動かすこと。これが想像以上に自分に良い作用を与えてくれました。
翌日からなんだか頭がすっきり、黙々と仕事に集中できるできるようになったんです。適度な運動が有益なことはわかっていたけれども。ここまで効果があるとは。結構驚きで、目から鱗な体験となりました。
身体の構造を意識すること、身体の内側の流れを感じ取ること。普段全く意識することのないことをして身体を動かすわけですから、当然頭も使う。床を這うように回る動作一つにしても、香子さんと同じようにいかない。見てくれの美しさよりも、まず動作を完遂できないことのもどかしさ……。そりゃあ脳も刺激されるはずだわ。
身体も固いし、手足も短いから格好はつかないかもしれない。でも楽しいなと思えたのは事実で、久しぶりに何かを始めるわくわくもあり、またやりたい!そんな気持ちがふつふつとわいてきております。
身体を動かす手段、なんてコンテンポラリーダンスのことを言って、様々な場所で活動されている方には失礼かと思いますが……頭と身体を使うコンテンポラリーダンスの魅力を、初心者なりに身をもって感じることができたので、この感覚を人に伝えたくこの日記を書いた次第です。見るだけじゃなくて、やってみるのも楽しい。コンテンポラリーダンスって本当に奥が深いなあなんてぼんやり考えながらその日は帰路につきました。
とにもかくにもお誘いいただいた板倉さん、本当にありがとうございました!(板倉さんはダンサーであり、かっこいいお母さんで、こんなお母さんだったらお子さんもぐれないよなーと思っていつもFBを見ております。すごく癒されています)
レッスンはこちら
コンテンポラリーダンス定期レッスン
岡安のような、完全初心者にも丁寧に指導・アドバイスをしてくれるレッスンです。興味はあるけど踏み込めなかった人はぜひ参加をおススメしたい。
ひとつ前の記事でも載せましたが、アンテナでコンテンポラリーダンスビギナーの体験レポートも過去に作りました。こちらもあわせてご覧あれ。
それにしても、ダンサーさんの所作は本当に美しくて、写真撮りたいってなってずっと思ってました。そのうちコンテンポラリーダンスを撮れるようになりたいな……職業病……
■instagramでほぼ毎日これまでに撮影してきたライブ写真をアップしています。ぜひご覧ください!
■京都からカルチャーを発信するウェブマガジン・アンテナを運営しています。これまで書いた記事はこちら → http://kyoto-antenna.com/author/itsumiokayasu/