あけましておめでとうございます。岡安(@itsumiokayasu)です。
大晦日が誕生日な私。年始に昨年の振り返りと、今年の抱負をまとめるブログを長く続けてきたのですが今年で5本目。この記事で昨年に区切りをつけて、今年の自分を見つめていけるといいなと思って毎年ブログを書いています。
厄年だったっぽい2020年
大晦日に気が付いたんですが、私2020年が厄年のようでした。(2021年が厄年だと思い込んでいた)しかも女性の大厄である数え年33歳。
一般的に男性と女性の厄年は異なり、本厄は男性の場合は、数え年で25歳、42歳、61歳、女性の場合は19歳、33歳、37歳とされている[1]。特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が非常に高いので十分な警戒を要するとされている。「四十二の二つ子」といって、数えで父親が42歳のときに2歳の男児は、四二に二を加えると「四四(死死)」になることから忌み嫌われ、親を食い殺すという迷信があり、仮に一度捨てて人に拾わせて育てるなどの風習があった
wikiより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%84%E5%B9%B4
COVID-19話を抜きにしてもさまざまなことがあった一年でした。もちろん楽ではなかったけれども、(しおたんさんも言ってましたが)どさくさに紛れて厄年が終わった感覚があります。大きな事故もなく、一年が終われたのが、本当によかった。
いくつかのトピックに分けて2020年を振り返ります。
自分の身体に耳を傾けることの重要性を知った一年
厄年らしく体調はぐずぐずの一年で、気が付いたのは、自分の『痛みや苦しみへの耐性』でした。
これは嬉しくもなんともないことなんですが、いろいろと我慢できてしまうんですよね。この歳まで身体は頑丈だと思っていたし、風邪もあまり引かないし、ストレスも抱え込まない(と思っている)たちなので、病には無縁だと思っていました。
今年は夏頃に帯状疱疹(10年振り、2度目)を発症。一年を通じて整骨院にはお世話になりました。整骨院で鍼灸を始めた秋以降は、調子を取り戻せたことからも東洋医学が自分には合うことも知りました。これまた秋以降にはヨガも始めて呼吸が深くなったかな。忙しい時ほど自分の身体をいたわるために時間を割いたし、そうすることで2020年の仕事がなんとか乗り切れたように思います。
フリーランスは自分の身体が資本。頭では十分に理解していても、仕事のスケジュールが詰まってくると自分のことが後回しになったし、それを続けてきたことが、ツケのように厄年にどっと出てきたのではないかと思います。帯状疱疹は一度かかったことのある疾患だったので、「あ、これやばい。この痛みは帯状疱疹だ」とすぐに気が付けたし、そういう意味ではラッキーなことも多かったと感じています。
自分を守れるのはこれから先もずっと自分だけだと思います。人のことを気遣ったりするにも、まず自分に余裕がないと難しいですよね。その余裕は体調が根っこにあると思うし、2021年以降も自己防衛としてのセルフケアには積極的に取り組んでいきたいと思います。
役職が増えた一年
2018年にフリーランスとして独立して丸2年が終わり、これから3年目。ここで仕事が拡大していかないとフォトグラファーとしての自分にこれから先はないと思いつつ、フォトグラファー以外にもいくつか役職が増えました。
Eat, Play, Sleep inc. 代表取締役
ANTENNAを共に7年間運用してきた堤さんと12月に株式会社Eat, Play, Sleepを設立しました。堤さんとは共同経営者としてこれから会社を運営していきます。どんなことができて、どんなことをしていく会社かは、上記noteを読んでもらえると嬉しいです。
自分のこれまでの経験を、自分の持つ技術を掛け合わせて仕事にしていくこと。私はまだまだあらゆる技術が発展途上ですが、無鉄砲だった20代ではできなかったことがたくさんできるようになって、仕事がやっと楽しいと思えるようになりました。
京都をベースに、あらゆるクリエイターやアーティストに出会ってきた7年。たくさんの人の応援や寛容な心があったおかげでここまでやってこれたと感じています。恩返し……というと安っぽすぎるのですが、私たちにできることで地域や社会に貢献していくことで、何か返していけたらいいなと考えています。
ANTENNA編集長
2021年より、ANTENNA編集長にも就任しました。思いの丈は下記noteに書いています。ぜひご覧ください。社会人になってはじめて昇進しました。
肩書きが増えたことで、シビアになるのは単純に時間とタスク管理だと思っています。一番苦手な分野……。2021年の命題になることは間違いないので、自分にあった方法を模索していきたいです。今のところデイリー、ウィークリー、マンスリーで振り返りの時間を設けることで自分の居場所を把握できている状態なので、それを継続していきたいと思います。
古着に目覚めた。
2020年のトピックとしては、古着に目覚めたことも重要なことだったと感じています。下記記事にもちらっと書きました。
社会問題に自分がコミットできることをずっと探し求めていたのですが、大きなことからではなく自分にできることから始めようと思いたった時に『#boycottfashion』の存在を知ったのが、古着にのめり込むきっかけになりました。
アパレル業界が地球環境に及ぼす影響を勉強し始めたら、当事者意識が急激に芽生えたんですよね。自分の消費活動が、自分たちの住環境を危機に追い込んでいると思うと、ぞっとしました。秋以降は古着やアップサイクルの商品をメインに買い物をしています。自分にできることから。勉強したことを取材やブログとかにも紐づけていく方法を考えているので、それを今年は形にできればいいなと思っています。
2020年もそこそこ旅ができました。
パンデミック前に海外に行っていたこともあり、国内外いろんな場所に行けました。またしばらく京都にこもりますが、旅にはすぐにでも出たいです。2021年は国内中心に回れればいいなと思っています。
COVID-19の感染拡大前の1月には韓国へ。一人で弾丸2泊4日。ギャラリーをしこたま巡る旅になりました。また韓国に行ける日を心から楽しみにしています。
3月。アメリカロックダウン宣言の当日に旅立ったオースティン。ほとんどのライブが中止になる中、SXSWのショーケースとして予定されていたライブを一本、ガラガラの6thストリートで一本、合計二本のライブを見れました。奇跡。帰国後2週間自宅待機要請が出る前に帰国。
Peelander-Festは今年も最高でした。新しい出会いもたくさんあるのはオースティン特有の出来事。ついにはじめてアメリカに行ってから10年経ちました。次の10年を見据えるタイミングに来たなあと、そんなことも考えたアメリカ滞在でした。
7月は奈良の山添村にあるume,へ。これまでサウナ苦手だったのに、ume,で克服できました。また行きたいな。
7月末には仙台へ。 良いことと、悪いことが半々だった旅でした。
10月は福井のRENEWへ。今年は工芸にまつわる取材も多かったので、興味がより一層深いものになりました。実際に仕事場を見たり、話を聞いたりするとものの見方が変わるのが面白いです。
11月は東京で本屋巡りを。2日間で約10店。帰りの荷物が重すぎました……。
32歳の今年、どうする?
昨年の振り返りから下記5点に今年は注力できればと思います。
- 自己防衛としてのセルフケアに力を入れる
- 新しい役職を全うするために、タスクと時間管理を頑張る
- アウトプットを増やす
- 自分にできる社会問題へのアプローチを、継続して行動していく
- 国内を中心に旅に出る
新しい習慣がなかなか身につきにくい体質なので、あえて新しい目標を立てることはやめました。続かないことに凹むし。地続きの自分の人生に目を向けて、一歩ずつ着実に進んていくほうが自分らしいな、と最近は強く感じます。できないことよりも、できることを伸ばしていきたい。その中から抽出できた課題は自分にとって現実味のあることが多いので、そういうものをクリアできる一年にしたいと思います。
何事に取り組む時も「今日が一番若いから」と自分の中で唱えることが多くなりました。
もちろん明日や、その先の未来の自分にいろいろ委ねることはできるけど、今の自分にできることは精一杯やっていけたらと思います。
今年も健康に、楽しく過ごしていきましょう。撮影の問い合わせはお気軽に!(とても待っています!)本年もどうぞよろしくお願いいたします。
photo:小黒恵太朗