駆け出しカメラマンが仕事を獲得する過程(フリーランス4ヶ月目)

2019年1月17日

こんにちは、岡安です。(@itsumiokayasu

フリーランスになって4ヶ月目。少しずつ仕事が増えて来て、少しはカメラマンらしく活動できてきているのではないかと思います。実績が多くない駆け出しのカメラマン仕事を獲得するのには、地道な営業活動が必須であることを痛感する毎日です。そこで今日はフリーランスカメラマン4ヶ月目の私が今の仕事の獲得過程をお伝えしたいと思います。

前提の話

得意なジャンル

カメラマンとして活動するには、自分が特化したいジャンルを自分の中で明確にさせるべきだと思っています。自分が何をできるか、何が得意かを説明できないと営業もしずらいし、カメラマンを選ぶ個人の依頼主や企業からしても私を選ぶ基準にならないですしね。副業や仕事にしたいなら「私、なんでも撮れます!」は絶対にダメだと私は考えています

私はというと、人物写真を中心に仕事を請け負うカメラマンとして現在活動しています。写真を始めたときから人ばかり撮っていて、人を撮ることに対して周りの人からも一定の評価をいただけていたことが大きな理由です。

経歴

私のここまでの職歴は以下の通り。

  • 経理(2年)
  • ウェブディレクター(4年)
  • スタジオカメラマン(半年)

カメラマンとしての経験は以下の通り。

  • 趣味(4年)
  • 正社員カメラマン(半年)

カメラマンとしての実務経験はありますが、所属していたスタジオが1ジャンルにとがったスタジオだったことからどこに行っても未経験扱いとされ、趣味でやってた4年間の方で実績を見られました。これが実は一番しんどかったりします。

これは関西での話です。

あと、この話はあくまで京都に住みながら、関西でフリーランスカメラマンとして活動するためのtipsになるかと思います。(関東はもっと仕事がたくさんあるだろうし、単価も高いと思う……)これらを前提に牛歩ながらも前に進む岡安のフリーランスカメラマン過程をお伝えできればと思います。

副業時代:身の回りの人からの依頼

フリーランスとして独立して4ヶ月目ではありますが、この4年ほど、会社員と並行して月1〜2件ほど撮影の仕事を請け負っていました。100%身の回りの人からの依頼です。

仕事内容

  • アーティスト写真の撮影(70%)
  • ウェブメディア用のインタビューカット撮影(25%)
  • ライブの撮影(5%)

といった感じでした。

自分なりに上記の仕事内容になった理由を考察すると……

  • 私は音楽関連のウェブメディアを運営していて、そこでライブの撮影をしていたり、アーティストとの繋がりがあったから
  • 自身のウェブメディアでインタビューカットの撮影をよくしていたから
  • ウェブ業界で働いていて、業界の知り合いが多かったから

だと思います。

職業カメラマンではなかった私に、なんで発注してもらえてたんだろう?

実際にバンドなどからアーティスト写真の依頼をいただいた時には必ず「なんで私に発注していただけたのでしょう?」と聞くのですが、「ライブを見てくれていて、自分達の音楽性をわかってくれているから」という声を多くいただきました。技術うんぬん以前に、音楽性を知っている→提案内容・表現方法を見誤らないことが写真(他の仕事でも言えることだと思うのですが)には重要なのだ、ということを副業時代に学びました。

また1アーティスト撮影をすると、そのアーティストの周りの人が写真を通してカメラマンの私を認識してくれます。「あの写真を見て」と言ってもらえることももちろんあるので、そう言った連鎖も結果として得られたと思っています。

▼これまでに担当したアーティスト写真

余談ですが、普段自分の作品としてInstagramにアップしている写真は自分がお願いして撮らせてもらっていることが多いので、仕事ではありません。インスタは自分の活動状況のお知らせや、「カメラマンとして動いてるで!」ってところの認知を進めたくてやっている側面があるので、自分がよく撮れたと思うもののみアップするようにしています。

フリーランス時代①:カメラマン登録制の業務委託を受ける

10月からフリーランスとして活動を開始し、11月末にフリーランス宣言をしてからは個人の知り合いを超えた問い合わせをいただけるようになりましたが、それまでは副業時と変わらず案件依頼は月1〜2件のみ。もちろん暮らしてなんていけません。

そこで血迷った私が検索したのは「カメラマン バイト 関西」というキーワード。フリーランスとしては本末転倒感ありますが、このおかげで数社業務委託契約のカメラマンとして仕事をいただけるようになりました。ジャンルは保育園・幼稚園の撮影です。

契約後にいろいろと調べたのですが、カメラマンとして仕事を始めるには保育園や幼稚園の撮影が参入ハードルがかなり低めです。実際に私が契約したところでは主婦の方(一眼未所持)の方とかもいらっしゃいました。子供の扱いに慣れていること、親目線を知っていることは、独身の私にはない主婦ならではの特性だし、写真の業界はスキルよりも被写体への理解度が重要なのだなあと、再度ここで痛感させられました。

10月は特に保育園・幼稚園撮影のハイシーズンだったこともあり、即契約。ハイシーズンには一社で月に4本ほど、それ以外のシーズンでは月に2〜3本ほど撮影に行かせてもらっています。ベテランカメラマンさんの話を聞くと、こういった保育園・幼稚園撮影の業務委託だけで食べている、という方も多くいるとのこと。私はまだ契約して日が浅いので本数は少ないですが、ここから少しずつ仕事が増えることを祈って仕事を続けるのみです……。ギャラは企業によって差がありますので、いくつか登録してみるとよいかと思います。

フリーランス時代②:写真館との契約

保育園・幼稚園系の登録が完了し、「これだけでは到底食べていけない」ということを実感。月々の収支表も散々な結果……。そこでさらに自分の経歴やスキルを棚卸し。前職がブライダル関連だったこともあり、とりあえずブライダル系の仕事を探し始めました。

手始めに行った登録制の会社で言われたのは1本6千円(交通費込)で半日拘束+セレクトレタッチという鬼のような条件。これは結婚式当日スナップ未経験ということもあっての提示額だったのですが、「これがブライダル業界の相場なのか……」と愕然とした記憶があります。焦りもあり契約しそうになったのですが、わりに合わなすぎるなと思って見送り。そこから別角度で契約できる会社を探し始めました。

ブライダル関連の仕事に関しては求人サイトではなかなか情報が拾えず、会場となるホテルを軸に契約できる写真館を探しました。同系列のホテルでも、中に入っている写真館は違うところが多いのが面白かったです。この探し方が功を奏し、無事数社契約できました。もちろん1本あたりの単価も、業界のことに詳しくない私でも適正と思える金額をいただいています。ただ結婚式の仕事については土日に集中するので、一社で月に2本〜3本程度。ここから地道に信用を築いていって、本数が入れるようになればいいなと思いながら仕事をしています。

その他単発の仕事

その他には副業時代からお仕事をいただいている編集やライターさんからインタビューやワークショプの撮影や、HP用の写真素材の撮影などのご依頼をいただいています。

まとめ:もっと稼ぎたい

いかがでしたか?フリーランスカメラマン4ヶ月目、やっと仕事が増えてきたなと思えたので記事にまとめてみました。こんなの当たり前だよ!って思う方もいるかもしれないですが、フリーランスの王道な生き方って多分ないと思うので、私なりに手探りで道を切り開いてきた過程が誰かの役に立てばいいなと思って書き残していこうと思っています。

駆け出しで不安でいっぱいのフリーランスカメラマンの人に届けばいいなと思います。まだまだ私は不安は晴れていません……!笑

なのでもっと稼ぐために、もう一歩踏み込んだ営業活動をと思っていて現在ポートフォリオを作成しています。これも正解がわからないし、他の人のポートフォリオも見たことがないし、どうしたらいいのかと試行錯誤をしていますが、1月の間には出版社、ウェブメディア、ライターさんなど関西圏で営業ができたらいいなと思っています。常に種まきしないと不安で押しつぶされそうなので、頑張ります。

続編:駆け出しカメラマンがフリーランスとして生きていく過程(フリーランス9ヶ月目)


◼︎instagramでほぼ毎日これまでに撮影してきたライブ写真をアップしています。ぜひご覧ください!

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